あいさつの大切さを説いた落語家の立川談四楼さん=佐賀市のガーデンテラス佐賀(マリトピア)

競技人生を振り返り、心の重要性を語った柔道家の篠原信一さん=佐賀市のガーデンテラス佐賀(マリトピア)

 「JTフォーラム~ひとのときを、想う。~」(佐賀新聞社主催、JT協賛)が31日、佐賀市のガーデンテラス佐賀(マリトピア)であった。落語家の立川談四楼さんが人と人の交流の入り口である「あいさつ」について講演し、柔道家の篠原信一さんはアスリートとしての半生を回顧しながら“心”の重要性を説いた。軽妙と豪快。それぞれの対照的な語り口に約300人の観客が魅了された。

 談四楼さんは「挨拶(あいさつ)は楽しい」と題して、ご近所で立ち話をする中高年女性を見習うことを勧め、「笑顔で対面し、相手の言うことをオウム返しすると会話が盛り上がる」と付け加えた。あいさつが最も大切になる状況として結婚式や葬儀を挙げ、「めでたい席では大げさなぐらいに、悲しい席ではつつましく」とアドバイス。後半では夫婦愛を描いた古典落語「芝浜」を熱演した。

 篠原さんは「規格外」のタイトルで自分の競技人生を振り返った。谷亮子選手などが幼少期から柔道のエリートだったことと比較して、「自分は中学でいやいや部活に入って、大学時代にやっと芽が出たタイプ」と紹介した。「世紀の誤審」で惜しくも銀メダルに終わったシドニー五輪については「日本勢の活躍の中でプレッシャーを感じて、心技体の“心”が不十分だった」などと裏話を語った。

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