原子力規制委員会は30日、3月にも再稼働する見通しの九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)を更田豊志委員長が2月11日に視察すると発表した。委員が新規制基準に適合した国内の原発を中心に訪問し、地元首長らと意見交換する取り組みの一環で、第1弾となる。

 原子力規制庁によると、昨年11月の規制委で委員による現場視察と地元関係者との意見交換を継続的に行うことが決まった。最初に調整が済んだのが玄海原発という。実施中の再稼働手続きとは関係ない。

 更田委員長と山中伸介委員が視察する。県オフサイトセンター(唐津市西浜町)で立地自治体である佐賀県、玄海町のほか、原発から30キロ圏内の福岡県、長崎県、唐津市、伊万里市など計11自治体の首長、九州電力と意見を交わす予定。各首長らが出席可能かどうか調整している。規制委に対する地元要望を直接吸い上げる狙い。

 原発構内の視察では、3号機建屋屋上の火山灰対策用フィルターコンテナや、3、4号機の中央制御室の監視設備、重大事故時の指揮拠点となる代替緊急時対策所などを確認する。

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