悩みを語り合い、対応の仕方を学ぶ場への参加を呼び掛ける「ギャンブル依存症家族の会」佐賀支部のチラシ

 ギャンブルにのめり込む当事者の家族らの相談に応じる「家族の会」が2月4日、佐賀で発足する。ギャンブルに固執し、頻度やつぎ込むお金を自制できなくなる「ギャンブル依存症」は国際的にも病気と認知されているが、依然として性格上の問題と誤解されるケースが絶えず、つらい気持ちを抱え込む家族が多いという。毎月第1日曜日の午後2時から、佐賀市のアバンセで会合を開き、同じ悩みを持つ家族が語り合い、対応の仕方などを学ぶ。

 

 NPO法人「全国ギャンブル依存症家族の会」佐賀支部として設立する。全国組織は、山梨県内にある当事者向けの回復施設の家族会として発足し、2016年以降に都府県単位での設立が相次いでいる。佐賀は11カ所目で、九州では初めてとなる。

 メンバーの一人は、30代の息子がパチンコとスロットにのめり込み、一時は数百万円の借金を抱えた。当初は病気という認識がなく、説教や泣き落としといった対応を繰り返した。「今でこそ適切ではない対応だったと分かるが、当時はどこに相談したらいいのか、どのように接したらいいのか分からず毎日が苦しかった」と振り返る。家族対象の自助グループで語り合う時間を持ち、親が借金を肩代わりしないなどの対処法を少しずつ学んだという。

 別のメンバーは大学生の息子がギャンブルに依存するようになった当初、「親のかかわり方が悪かったのでは」と自分を責めたが「正しく学び、病気による行動だと分かった」と話す。息子は現在、山梨県内の回復施設で過ごしている。

 適切な支援を受け、回復施設のスタッフになった当事者もいる。家族の会は「情報に接することができずに困っている人は多い。まずは足を運んでほしい」と参加を呼び掛けている。

 参加費は1千円。問い合わせは世話人の池田さん、電話080(1753)9184。

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