生まれたばかりの孫

 1月4日、娘は母になり、私はおばあちゃんになった。

 その日、娘は夫と私が立ち会う中、痛みを必死でこらえた。娘の夫は苦しむ娘の腰を一生懸命さすったり、励ましたりして一緒に頑張った。そしてようやく女の子が生まれた! 元気な産声を聞きながら、私たちは涙が止まらなかった。

 娘のお産は、自分の時とは全く違う特別な思いが生じた。痛みや苦しみ、その後の喜びを知っている分、それを娘が体験するのだと思うと、その日が近づくにつれて言葉にならない気持ちが高まった。

 実際のお産は、痛みや苦しみへの共感や励ましの言葉で娘を支えようと必死になり、命が生まれたときの感動は、これもまた言葉にならないものだった。

 今、孫と娘を世話しながら、「命の誕生とは、こんなにも祝福に満ちた奇跡の出来事だったんだ」と改めて感じている。きっと自分のお産の時も子どもたちは祝福を受けて生まれたし、たぶん自分が生まれたときもそうだったのだろう。

 人はみな祝福を受けてこの世に生まれる。この命と祝福のつながりをしっかりと胸に刻み、一つ一つの命を大事に育んでいきたい。孫だけではなく、すべての命に祝福を。生まれてきてくれてありがとう!(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

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