有田焼の始まりから400年の歴史を振り返る「有田の群像(1)」展が、有田町泉山の同町歴史民俗資料館で開かれている。有田焼の成立や発展に関わった人物を、系譜や遺品などで紹介している。入場無料。18日まで。

 有田焼創業400年を記念し、同館が企画した。有田・泉山で日本で初めて磁器焼成に成功した陶祖・李参平(金ケ江三兵衛)や、有田焼創業時に有田に移り住んだ陶工集団の女性リーダー百婆仙(ひゃくばせん)の系図や、香蘭社を創立した八代深川栄左衛門の碑の拓本などが並ぶ。

 有田焼が1616年に始まったとする根拠の一つとなった江戸時代初めの多久家の記録「肥陽旧章録」は、丙辰(ひのえたつ)の年(元和2年=1616年)に金ケ江三兵衛が有田皿山に移り住んだことを記した部分の写真を展示。有田焼研究の基礎資料となった中島浩氣の「肥前陶磁史考」(1936年)の自筆原稿や、天皇家への献上品を作るため、関係者以外立ち入り禁止とした「御用木札」などもあり、訪れた人が興味深げに見入っていた。

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