若者たちの自立支援について考えた講演会=神埼市の西九州大

 若者たちの自立支援について考える講演会が28日、神埼市の西九州大で開かれた。若者の自立支援に取り組むNPO法人代表は、引きこもりから自立支援につなげる取り組みを紹介し、他者から必要とされている実感を得ることの大切さを訴えた。

 長野県で若者の自立支援に取り組むNPO法人「侍学園スクオーラ・今人」理事長の長岡秀貴さんは、学園の取り組みを紹介した。同学園は、活動や体験を通じコミュニケーションや規則正しい生活などを身につけ、就労まで支援する教育施設。寮もあり、年齢制限は設けず受け入れている。

 長岡さんは、引きこもりを「社会参加不全の状態。特別ではなく、誰でもなり得る可能性がある」と指摘。経済だけでなく、話し相手がいないなどの社会的貧困、思考や生活習慣などの文化的貧困が背景にあると説明した。

 学園生活で、例えば自炊することで「そこの包丁を取って」など言葉を使わざるを得ない状況や、自分が必要とされると実感することで、状態が改善していくという。親と子どもの関わり方については「過保護で子どもの心は壊れないが、過干渉で心がゆがむ場合がある」と語った。

 講演会は、NPO法人スチューデント・サポート・フェイスが主催し、約130人が参加した。

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