スポーツ交流をする様子を写した写真を眺める来館者=佐賀市の県庁

 北方領土の問題に関心を持ってもらおうと、北方四島の歴史や現地の様子などを紹介するパネル展が、佐賀県庁の県民ホールで開かれている。2月2日まで。

 2月7日の「北方領土の日」を前に、北方領土の返還を求めて活動している県内の団体が開き、ホールには16枚のパネルを展示している。

 敗戦直後に当時のソビエト連邦に占拠されたことなど、島民の体験談を交えて説明したパネルのほか、昨年8月に行われた「ビザなし交流」で色丹島を訪問したみやき町の中学校長が現地で撮影した写真8枚も展示した。訪問した日本の中高生たちが現地の子どもたちとスポーツを通して交流している様子や、元島民の男性が先祖の墓地を訪れて線香をたむける様子などが納まっている。

 パネルを見た中村幸音さん(18)は「(北方領土を)日常生活で考えることがあまりなく、現地がこんな状況なんだと理解するいい機会になった」。企画した団体の横尾平和さん(47)は「遠くの出来事ではなく、私たち一人一人の身近な問題とパネル展を通して知ってもらえれば」と呼び掛けている。

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