事故が発生している交差点や道路を図式化し、色分けをするなどして視覚的に訴えている

前34作戦では、交通量の多い朝夕の時間帯に多くの署員を立たせて警戒に当たっている=神埼市神埼町

 昨年度の人身交通事故発生件数が県内でワースト1、2を独占した神埼署(原尚士署長)が、“不名誉記録”から抜け出すために、独自で交通事故発生マップを作成し、県警のホームページ上に公開している。

マップは以前からあったものを基に、今年度から同署に配属された交通課の久保田伸一巡査部長(38)を中心により見やすく作り直した。地図は、同署管内の三つの国道を中心に描かれ、発生件数別に赤、黄、青、水色と視覚的に訴えている。

 昨年度の人口1万人当たりの発生件数は県全体で82・17件。それに対して、100件を超えているのは2市2町で、神埼市は119・79件でワースト1位、吉野ヶ里町は112・66件でワースト2位。神埼署は「一件でも少なく」を目指して日々、啓発する。

 国道34号沿いにある警察署が毎月1回、午前中に行っている「前34(見よ)作戦」では、同署は半数近い署員を投入して薄暮時にも実施している。市町の職員や自衛隊などにも協力を要請して道路沿いを埋めるなど、懸命に策を練ってきた。

 啓発活動で使っているハンドプレートも「早めのライトアップ」と独自の言葉を貼り付けている。事故件数を一件でも減らすために「試行錯誤を続けている」と久保田巡査部長。「34号沿いは追突が特に多い。車間距離を空けることで、事故防止や渋滞対策につながる」と呼び掛ける。

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