唐津市役所の世戸広毅を一気にかわし、先頭に立つSUMCO伊万里の渕上慶一郎(右)=3区

 高い総合力を発揮し、前後半とも1位で王座に返り咲いた。昨年2位のSUMCO伊万里は、新加入の若手選手たちがつなぎの区間で順位を稼ぎ、2年ぶり12度目の頂点。友廣直樹監督は「“つなぎのSUMCO”らしいレースができた」と胸をなでおろした。

 前後半とも、尻上がりに順位を伸ばした。2区では9位でたすきを受けた坂取健斗が3位に押し上げ、新加入した若手の渕上慶一郎にたすきをつないだ。渕上は「走るチャンスをもらえた。絶対チームに貢献する」と一心に走り出し、2・5キロ付近で唐津市消防本部、4キロすぎで唐津市役所をかわして先頭に立った。

 チームはこれまで率いた川久保圭一監督が還暦を機に退き、今年から友廣監督が指揮官に。昨年の70回記念大会で川久保監督に優勝の花を添えられなかった悔しさをチーム全員が覚えていた。

 「今年こそ川久保監督を胴上げするぞ」と永益邦弘主将は選手たちに呼び掛け続けた。自身は4区で渕上からたすきを受けると、区間1位の走りで前半のゴールテープを切った。

 「この1年間苦しかったが、逆境を乗り越えられた」と永益主将。1年遅れで目標をかなえた。

「前後半1位、完璧な展開」

 SUMCO伊万里・友廣直樹監督 前後半1位は完璧な展開。昨年負けていたから、王座を奪還できてホッとしている。前半の1、2区や後半の5区で好位置に付け、つなぎの区間で力を発揮できたのは計画通りだった。

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