勢いよくスタートダッシュをかける2キロのランナーたち=吉野ケ里歴史公園

勢いよくスタートダッシュをかける4キロのランナーたち=吉野ケ里歴史公園

10キロ男子で頂点に立った髙瀨桂さん(右)。左は東洋大の渡邉奏太選手=吉野ケ里歴史公園

10キロ女子で優勝した酒見範子さん=吉野ケ里歴史公園

トークショーで笑顔を見せる東洋大の小笹椋選手(左)、中村拳梧選手(中央)、渡邉奏太選手=吉野ケ里歴史公園

4キロ男子で優勝した末次海斗さん(鳥栖工高)

4キロ女子で優勝した田中佑香さん(鳥栖工高)

パンダの着ぐるみを着て走るランナー=吉野ケ里歴史公園

 第24回吉野ケ里ロードレースin神埼市(神埼市体育協会・佐賀新聞社主催)は28日、吉野ケ里歴史公園内(神埼市郡)と周辺のコースであった。10キロ、4キロ、2キロふれあいジョギングの3部門に1141人が参加。小雨が降る中、古代ロマンの薫り漂うコースを疾走した。

 10キロ男子は、高瀬桂選手(鳥栖工高)が30分41秒で優勝。同女子は、酒見範子選手(酒見チーム)が38分9秒で制した。4キロ男子は末次海斗選手(鳥栖工高)が12分22秒、同女子は田中佑香選手(同)が13分34秒でそれぞれ頂点に立った。

 開会式では、神埼市の松本茂幸市長や佐賀新聞社の井手研一販売局長らが「歴史と自然を感じながら、自己ベストを目指して頑張って」と激励した。(西浦福紗、小部亮介)

 

 

 ◆各部門の成績◆ 

 

 【10キロ男子】

 (1)高瀬桂(鳥栖工高)30分41秒(2)吉山侑佑(同)31分2秒(3)小島勇気(同)31分18秒(4)武藤圭汰(同)31分32秒(5)田中基秀(同)31分35秒(6)島崎元希(同)31分42秒(7)福田憲互(西九福祉会)31分45秒(8)松田優人(鳥栖工高)31分47秒(9)大野裕貴(同)31分51秒(10)宮原直大(同)31分53秒

 【10キロ女子】

 (1)酒見範子(酒見チーム)38分9秒(2)古賀幸子(福岡市)42分7秒(3)緒方麻里子(ランザ&TM)43分52秒(4)辻田りか(白石町)44分54秒(5)小串こづえ(熊本県)47分30秒(6)北原恵(信愛ランニングク)50分23秒(7)中村由加利(佐世保市)50分51秒(8)田中和美(白石町)51分26秒(9)麻生博子(BBトライアスロンク)51分54秒(10)廣滝友里(くるリハRC)52分6秒

 【4キロ男子】

 (1)末次海斗(鳥栖工高)12分22秒(2)多良周悟(神埼中)12分44秒(3)三原伶王(鳥栖工高)13分6秒(4)姫野稀央(同)13分13秒(5)篠原拓磨(三田川中)13分18秒(6)森山和貴(神埼中)13分40秒(7)深堀優(三田川中)13分56秒(8)井上滉基(福岡・明星中)14分5秒(9)渋田敬佑(神埼市)14分26秒(10)大里修也(佐賀ドリームス)14分30秒

 【4キロ女子】

 (1)田中佑香(鳥栖工高)13分34秒(2)陣内綾子(九電工佐賀支店)14分10秒(3)和田鈴夏(明星中)15分22秒(4)樋口叶羽(城東中)15分30秒(5)護山華樹(三養基高)15分51秒(6)池末桜子(明星中)15分59秒(7)塚本玲奈(同)16分28秒(8)大西由芽(同)16分31秒(9)井上琴乃(三養基高)17分16秒(10)前田月野(神埼高)17分31秒

 

 

 

◆自己初の30分台、高瀬、後半スパートでV

 

 ○…10キロ男子は高瀬桂選手(鳥栖工高2年)が30分41秒で初優勝を飾った。「非公認記録だけど10キロ30分台を出せたのは初めて」と少し声を弾ませた。

 レース序盤、チームメートでいつも競い合っている吉山選手が前に出たが、後ろから様子を見て冷静にレースを進めた。後半、10キロ30分台を見据えた1キロ3分5秒のペースを維持して先頭に立つと、最後は東洋大の特別招待選手と同時にゴールテープを切った。

 全国高校総体に1500メートルで出場した実力者だが、5000メートルでは後半に失速してしまうことが課題だった。さらに、今大会は1週間前に右足のアキレス腱(けん)に痛みを感じ、少し不安がある中でのレースだった。

 「痛みは感じなかった。失速せず、ペースも底上げできた」と高瀬選手。同校駅伝部の古川昌道監督は「コンスタントに30分台を出せる選手になってほしい」と今後に期待を寄せた。

 

 

 

◆子どもの姿励みに快走酒見

 

 ○…10キロ女子は神埼市の酒見範子選手が38分9秒で頂点に立った。2位以下に4分近くの差をつけて圧巻の優勝。ゴール直後、「お母さん1番」という娘の理子さん(8)の言葉に「うれしかった」と笑顔がこぼれた。

 「寒かったけれど風がなくて走りやすかった」。スピードレースとなった男子選手に引っ張られ、軽快にピッチを刻んだ。

 この日は4キロ男子に息子の直人君(11)も出走。「レースでは息子と並走した。頑張ってる姿が励みになった」と自らも発奮した。

 タイム短縮が理想だが、43歳になり「年も年。現状維持で」とほほえんだ酒見選手。「とにかく体が元気な限りは、ずっと走り続けたい」と意欲を語った。

 

 

 

◆「上を目指し努力を」 東洋大3選手

 

 ○…正月の風物詩・箱根駅伝で準優勝した東洋大の選手が10キロの部に登場。小笹椋、渡邉奏太、中村拳梧の3選手が特別招待選手としてレースを盛り上げた。

 「ハーフマラソンが控えていたのでペースを速めに設定した」と中村選手が貫禄の走りでレースを引っ張った。遺跡の中を走り抜けるコースに小笹選手は「あまり目にしない光景だったので、見ることができて良かった」と吉野ケ里ならではの空気を楽しんでいた。

 レース後のトークショーでは「1、2年生が多かったので、失うものがなく思い切り走れた」と箱根駅伝を振り返った。3人は「上を目指して努力を続けて。佐賀から東洋大に入学してくれるのを待ってます」とエールを送った。

 

 

 

◆4キロ優勝選手ひとこと

 

レースづくり大きな経験 末次海斗選手

 

 中学3年の秋から陸上を始め、大会で初めて1位を取った。先頭でレースを引っ張ることも初めてで、自分に合うペースを考えながら走ることができ、大きな経験になった。次は10キロで良い記録を出せるように持久力をつけて、きょうのような結果を残したい。

 

 

積極的な走りできた 田中佑香選手

 

 レース序盤から積極的な走りをすることができた。同じ高校の男子にも「負けない」という気持ちで走った。長距離の魅力は走り終わったときの達成感と記録が出たときの喜び。今日は13分30秒を切りたかったので達成感は70%。県内一周では区間賞を取りたい。

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