佐賀県ベストナイン

優勝までの6試合を一人で投げ抜いた峯謙介(佐賀商)=1994年

広陵との決勝戦で逆転満塁本塁打を放った副島浩史(佐賀北)=2007年

 佐賀県の投手で夏の甲子園のマウンドに最も長く立ったのは、1994年に全国制覇した佐賀商の峯謙介。1回戦から決勝までの6試合を一人で投げ抜いた。708球に及ぶ熱投が県民の脳裏に焼き付いている。

 実力者がそろったこのチームからは遊撃手・西原正勝、左翼手・吉田英隆も選出。樟南(鹿児島)との決勝は激闘となり、4-4で迎えた九回、西原は2死から試合を決める満塁本塁打を放った。吉田は八回にフェンス際の大飛球を好捕。逆転ドラマをお膳立てした。

 三塁手は2007年に全国優勝した佐賀北の副島浩史。広陵(広島)との決勝、3点を追う八回1死満塁から野村祐輔のスライダーを左翼席に運んだ。値千金の逆転満塁弾は「がばい旋風」の名とともに刻まれている。

 甲子園で活躍し、プロに進んだ選手も多く、捕手・実松一成(佐賀学園)、一塁手・末永真史(佐賀東)、右翼手・於保浩己(佐賀商)をそれぞれ選出。中でも実松が印象深く、アジア選手権では松坂大輔(神奈川・横浜)とバッテリーを組んだ。

 一方、甲子園には出場していないが、プロで大成した選手も目立ち、二塁手は緒方孝市(鳥栖)、中堅手は加藤博一(多久工)を選んだ。緒方は広島の監督に就いて3年目。佐賀東出身の辻発彦も西武の監督になったが、12球団のうち2球団の指揮官が佐賀県出身というのは何とも誇らしい。

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