佐賀県警は26日、上司らを中傷する文書をばらまいた上、不正な免許照会で個人情報を盗み見たとして、県内の警察署に勤務する20代の男性巡査長を停職1カ月の懲戒処分にした。免許照会を巡っては同日、不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検した。巡査長は同日付で依願退職した。

 県警監察課によると、巡査長は昨年7月から11月ごろまで数回、署の男性上司と、署と別部署の女性警察官を中傷する文書を佐賀市の路上に計200枚以上ばらまいた。動機は「上司を信用していたが裏切られた」と話しているという。監察課は「プライバシーに関わるため文書の中身は差し控えるが、本人の逆恨みで事実無根」と説明している。上司らは告訴しなかった。

 巡査長は昨年5月と9月ごろには、職場のパソコンから情報管理システムに接続し、知人の男女2人の免許情報を盗み見た。アクセス権限がある同僚に「正当な業務に使うから教えて」とうそをつき、IDとパスワードを聞き出していた。「住所を知るためで、手紙を送りたかった」と話しているという。

 牧瀬義昭監察課長は「警察官としてあるまじき行為。職員に対する指導教養の徹底を図り、再発防止に努める」とコメントした。

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