中原豊かな自然を守る会のメンバー

 みやき町の「中原豊かな自然を守る会」(寺崎彪(たけし)会長、25人)は、「作蝋(ろう)の伝統を引き継ごう」と2004年に発足しました。

 幕末佐賀藩の鍋島直正公による財政再建の一環で、鳥栖市・三養基郡・神埼市には筑後から購入したハゼの苗木が植えられました。みやき町内でも鷹取山をはじめ、各所にその名残が残っています。木蝋は、蝋燭(ろうそく)や化粧品の材料として欧米に輸出され、磁器や茶と並ぶ藩の主要産業として藩財政を潤しました。

 自然を守る会は、ハゼの実を収穫し、町内の小中学校をはじめ県内外で和蝋燭作りを実演する傍ら、蛍見学の案内やイベントの裏方として活躍しています。会員の石橋龍吾(りゅうご)さん宅には、隆盛を誇った精蝋産業の名残「鳳星(ほうせい)木蝋有限会社」の煙突があり往時をしのばせています。(地域リポーター・橋本美雪=みやき町)

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