県総合教育会議であいさつする山口知事=佐賀県庁

 山口祥義知事と佐賀県教育委員会が意見交換する県総合教育会議が25日、県庁で開かれ、生徒減少期の魅力ある学校づくりをテーマに議論した。山口知事は既存の枠組みにとらわれない学校運営や教育施策の展開を提案し、予算面での協力を約束した。

 県内中学校の卒業見込み数の推移は、1990年3月は1万4458人だったが減少傾向が続いており、2017年3月は8793人、31年3月には7千人を割り込む見通しになっている。県立高36校のうち、本年度は1学年3学級以下が14校あり、部活動への影響や、教員数が少ないことによる学習指導の限界といった課題がある。

 会議で山口知事は「全ての考え方で縮小や減少が前提の“小顔システム”になっている」と問題提起した。定員の弾力的な運用や学校運営で突出した個性を認めることなどを例示し、「今年は明治維新150年。これを機に発想を切り替えてみては」と提案した。

 教育委員からは「枠組みを決めすぎて各学校が画一的かもしれない。発想を変えれば何かできる」などさまざまな意見が出た。生徒数増加に向け「県立高でも寮の支援があればいい」との意見に、知事は「(予算面など)そっちの問題なら相談に乗る。ただ教育委員会から提案がない」と応じていた。

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