感謝状を受けた最所義幸さん=神埼市の神埼署

 行方不明の高齢者の発見・保護に協力したとして神埼署(原尚士署長)は24日、三養基郡上峰町の最所義幸さん(69)に署長感謝状を贈呈した。最所さんは「当たり前のことをしただけ」と話した。

 農業の傍ら新聞配達をしている最所さん。20日午前2時55分ごろ、配達中の最所さんが、吉野ヶ里町箱川の町道で自転車を押して歩いていた神埼市内在住の80代男性を発見し、110番した。「じいちゃんどうしたと声を掛けたら『家に帰りよるけど道が分からん』と言われた。躊躇(ちゅうちょ)なくスムーズに対応できた」

 最所さんが声掛けをするようになったのは十数年前。新聞配達中に警ら中の警察官から「女性を探している」と伝えられたことがあったが、当時は意識していなかったこともあって、何も答えることができなかったという。「その経験があったから、配達中に周囲を見るようになった」。一つの経験が今回の保護につながる形になった。

 「これからも夜中、日中と関係なく様子がおかしいと感じたら声を掛けていきたい」と最所さん。原署長は「犯罪の起きにくい社会につなげていくためにも、最所さんのような行動の輪が広がってほしい」と呼び掛けた。

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