自らの活動などを通してボスニア・ヘルツェゴビナを紹介する伊藤登志子さん=唐津市の大志小

伊藤登志子さん(左)からボスニア・ヘルツェゴビナに関する話を聞く児童ら=唐津市の佐志小

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、世界各国をイメージした着物を制作するプロジェクトで、唐津で同国を担当する活動の一環。伊藤さんを通じて、大志小では同国の子どもたちと平和を願う絵画の相互展示などで交流してきた経緯がある。

 伊藤さんは20万人が亡くなったボスニア紛争(1992~95年)を振り返った。98年の長野冬季五輪に合わせる形で制定した国旗について「逆三角形の黄色は、国土の形と、内戦で戦った3民族が平和に暮らせるようにとの願いが込められている」と解説した。

 同会では98年に脳性まひの身障者協会に車を寄贈。訪れた首都サラエボで戦死者が多く、墓地になったサッカー場を見て、「3民族の平和のシンボルができないかと考え、桜の植樹を思いついた」と語った。

 佐志小では6年生約60人が熱心に聴講した。児童らは今後、同国をイメージした着物柄のデザインにも挑戦する予定で、岡本大樹君は「激しい戦争の様子が分かった。伊藤さんたちが多くの町に植えてきた桜の木も絵に入れたい」と話していた。大志小でも5、6年生の約130人が耳を傾けた。

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