1年前に学生たちが作った巻き柿=佐賀市の佐賀女子短大

指導を受けながら巻き柿を作る学生=佐賀市の佐賀女子短大

 干し柿で作る「巻き柿」を後世に伝えようと食文化の体験学習が23日、佐賀市の佐賀女子短大であった。同市大和町松瀬の地域おこしグループ「湛然(たんねん)の里と葉隠の会」メンバーらの指導で、栄養士を目指す学生27人が丁寧に干し柿を巻き柿に仕立てた。

 巻き柿は、干し柿の生産が盛んな同町の松梅地区で古くから親しまれていた伝統的なお菓子。地域の食文化を学ぼうと同短大は同グループと連携し、5年前から干し柿と巻き柿作りに取り組んでいる。

 この日、学生たちは一つ一つ丁寧に干し柿のヘタと種を取って開き、巻きすやラップなどを使って巻き、ひもで縛って仕上げた。干し柿を食べたことがない学生もおり、干し柿の感触などを楽しんだ様子だった。

 初めて体験した同短大1年の中村萌実さん(19)は「栄養教諭の免許取得のために勉強中で、将来、小学校に配属されたら子どもたちに伝えていきたい」。同グループの福川祐一郎会長(78)は「今後、地域のお母さんに味わってもらう機会をつくり、子どもたちに食べさせる流れをつくれれば」と話していた。

 作った巻き柿は1年間寝かせ、地域の人や後輩たちに食べてもらう予定。

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