明治期の有田焼を復刻した作品など、生徒の多彩な作品が並ぶ有田工高卒業制作展=有田町の県立九州陶磁文化館

 有田工高(下野常男校長)の卒業制作展が23日、有田町の県立九州陶磁文化館で始まった。セラミック、デザイン、機械、電気の4科と定時制、聴講生計214人が、1年間かけて取り組んだものづくりへの情熱が伝わる学園生活の集大成を並べている。28日まで。

 明治維新150年を記念し、セラミック科の3人が明治期の焼き物の復刻に挑戦。扱いが難しいとされる日本磁器発祥の地、有田町の泉山陶石を使った大皿などを制作した。デザイン科では4人が、佐野常民ら幕末維新期に活躍した佐賀の偉人たちをアニメやパネルで紹介している。

 このほか、セラミック科ではリサイクル磁器やファインセラミックスの研究成果などを展示。デザイン科は「Re-」をテーマに、太良町のミカンを紹介する動画やグッズ、大町町のゆるキャラ提案などで、生徒の地元をPRしている。

 毎年変わった自転車を発表する機械科は、屋台型の自転車を製作。電気科はスピーカーなど電子部品を使った取り組みを展示するなど、それぞれの学科で学んだことを生かしたバラエティーに富んだ作品が並ぶ。

 展示作品や研究発表を生徒が紹介する課題研究発表会はデザイン科が25日、セラミック科は26日で、いずれも午前9時から同館で開かれる。

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