JR九州にダイヤ改正の再考などを要望した横尾俊彦多久市長(左から2人目)=福岡市のJR九州本社

 JR九州が3月に予定するダイヤ改正の詳細が判明、佐賀県内の在来線は1日当たり特急6本(長崎線)、普通12本(長崎、筑肥、唐津線)の計18本が削減されることが分かった。大幅な減便計画に対し、佐賀県の沿線自治体でつくる「県鉄道建設整備促進期成会」(会長・山口祥義知事)は23日、福岡市のJR九州本社を訪れ、改正の見直しや利便性の維持などを要望した。

 昨年12月15日のJR九州の発表では、長崎線特急6本と唐津線(多久-西唐津)1本の計7本とみられていたが、その後の取材で、他にも減便があることが分かった。一部自治体も減便を把握していないケースがあった。

 新たに分かった減便は、筑肥線が唐津-伊万里2本、長崎線が鳥栖-佐賀2本、肥前山口-長崎1本、唐津線佐賀-多久5本、佐賀-唐津1本。

 期成会が青柳俊彦社長に宛てた要望書では、「活力ある地域社会の形成に必要不可欠な列車が減便されることを、期成会は非常に厳しく受け止めている」と憂慮し、地域の声を十分に聞いた上で利便性の維持に努めるよう求めた。

 意見交換では、山口知事の代理を務めた南里隆・県地域交流部長が自治体への事前の説明や相談が不十分だったと指摘し、「非常に残念」と述べた。

 今回のダイヤ改正で地元路線の唐津線が7本削減される多久市の横尾俊彦市長は「急激な削減はショックであり、生活への影響は大きい。減便数を少なくすることも検討してほしい」と注文した。

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