JR九州の3月のダイヤ改正を巡り、伊万里市は筑肥線(唐津-伊万里)が減便対象になっていることを公表から1カ月間把握していなかった。JR九州の説明を受けた市職員のミスだが、説明が不十分だったことも要因にありそうだ。

 ダイヤ改正で同路線は、1日10往復が9往復に減り、現行の上下最終列車がそれぞれ取りやめになる。

 JR九州はこの内容を記者会見やホームページで発表する直前の昨年12月13日、唐津鉄道事業部の職員が伊万里市役所を訪れて説明した。応対した市職員によると、その際の資料には同路線について「最終列車の時刻を繰り上げます」とだけ書かれており、減便はないと誤認したという。

 「減便だった」と気付いたのはJR九州側が再度説明に訪れた1月11日。新たに示された資料などによって初めて2本削減されると分かった。報告を受けた塚部芳和市長は便数維持に向けて要望活動などを強化するよう指示した。

 市の担当者は「掘り下げて聞かなかったこちらのミスだが、最初の説明では減便と理解するのは難しかった」と話す。唐津鉄道事業部は「毎回丁寧に説明している」としている。

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