行方不明者保護の功労で感謝状を受けた池田博幸さん

(左から)迷子の男児を発見し、迅速な通報で保護につなげた吉田正昭さんと妻ゆかりさん=佐賀市の佐賀北署

あんあんメールと「服装同じ」 70代男性スピード発見

塩田町・石垣区長の池田さん

 鹿島署は23日、防災情報配信システム「あんあんメール」で配信された情報をもとに、行方不明者に気づいて保護した嬉野市塩田町の石垣区長、池田博幸さん(67)に署長感謝状を贈った。署が行方不明届を受理して約2時間のスピード発見だった。

 鹿島署に16日、鹿島市内在住の70代男性の行方が分からなくなったと家族から届け出があった。署はそれをもとに氏名や年齢、体格、服装などをあんあんメールで配信した。

 池田さんは夕方、自宅で受信したメールを確認。そのとき頭に浮かんだのは、10分ほど前、区長業務で近くのため池を確認しに出た際に見かけた男性だった。「ジーパンに野球帽、トレーナーの胸に赤のマーク。服装がメールと同じだった」

 池田さんが家を飛び出し、さっきの場所に向かうと男性がいた。声をかけると、あいまいな返答だったが名前は一致した。警察が捜していることを丁寧に説明し、鹿島署まで送り届けた。

 感謝状を手にした池田さんは「幸い暗くならないうちに発見できた。大事に至らずによかった」と振り返った。金嶽博署長は「情報を注意して見てもらい非常にありがたい。地域の安全安心につなげるため、メール登録者がさらに増えてくれれば」と話した。

夜道にはだしでパジャマ姿 5歳男児、抱きかかえ

佐賀市の吉田さん夫妻   

 佐賀北署(原恭二署長)は23日、迷子になっていた5歳男児の保護に協力したとして、佐賀市の吉田正昭さん(55)と妻ゆかりさん(49)に感謝状を贈った。正昭さんは「光栄です。男の子にけがも何もなくてよかった」とほほ笑んだ。

 吉田さん夫婦は1日午後8時20分ごろ、佐賀市内の友人宅に車で行く途中、はだしでパジャマ姿の男児を発見した。ゆかりさんがすぐに男児に駆け寄り、抱きかかえて「どうしたの」と声を掛けると、「しかられたから、おうちを出てきた。おばあちゃんの家に行きたい」といった内容を話したという。正昭さんがすぐに携帯電話で佐賀北警察署に通報した。男児は警察に保護され、無事に保護者の元に帰ることができた。

 正昭さんは高校生の時、新聞配達の途中で川でおぼれている女児を見つけて救助し、感謝状をもらった経験があるという。2度目の感謝状に「びっくりした。でも、(無事で)何もないことが一番」と振り返った。

 市内で美容室を経営し、通学中の小中学生にあいさつなど声掛けを普段からしている吉田さん夫婦。ゆかりさんは「おせっかいなおばさんなだけ。子どもたちは危ないから周りの大人が子どもたちをサポートしていかなければ」と話した。

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