建設中のみやき町防災センター・行政棟(右)と一部を残し解体予定の現みやき庁舎(左)=みやき町

 三養基郡みやき町のみやき庁舎(旧北茂安役場)の建設・増設時に作成された設計図が紛失し、建物の仕様が正確に把握されていなかったため、解体工事の費用が264万円増額することが分かった。町は他の変更分と合わせた工事請負の変更契約議案を6日に開会した定例議会に提案した。

 現庁舎は1960年に建設、73と88年に増築した。耐震基準を満たしておらず、老朽化が進んでいることから、現地南側に防災センター・行政棟を新設中で来年3月に完成する。新庁舎完成後、88年の増築分以外を解体する計画だったが、60、73年時の設計図が見つからず、昨年夏の見積もり時に参考にできなかった。

 今年4~5月に請け負った業者と現地を確認したところ、目視で鉄骨造りと見ていた箇所の一部が鉄筋コンクリートだったほか、地下に未確認のオイルタンクがあることが判明した。解体・撤去費や産業廃棄物の処理費用が当初の1099万円より膨らんだ。

 町有建築物の設計図は通常、総務課などで保管する。防災センター・行政棟建設を担当する総合政策推進室は「合併時にどう引き継がれたのか、当時の職員にも聞いたが見つけられなかった。今後は管理を徹底したい」と話す。

 また汚水の貯留槽設置を新庁舎地下に整備する計画だったが、悪臭対策などで屋外に見直した。解体工事分と合わせた増額は1158万8400円で、変更後の工事総額は13億8966万8400円となる。

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