佐賀県警は22日、定例会見を開き、昨年1年間の人身交通事故が前年より約13%減少したことを受け「取り締まりなどの対策に加え、関係機関や団体など県を挙げての取り組みが事故抑止につながった」と総括した。全体の半数近くを占める追突事故の防止に重点的に取り組むと強調した。

 昨年1年間の人身事故は前年を1018件下回る6765件で、死者は1人増の36人、負傷者は1445人減の8932人だった。追突は623件少ない3028件で、事故全体に占める割合は前年を2・1ポイント下回る44・8%だった。篠原和広交通部長は「追突事故を防げれば、重大事故の未然防止にもつながる。ドライバーは車間距離の確保や早めのライト点灯を」と改めて注意を喚起した。

 昨年の刑法犯の認知件数も説明し、総数は4331件で、このうち殺人などの凶悪事件が前年より47・8%少ない12件、強制わいせつなどの風俗犯は60・7%増の45件だった。

 時効を迎えていない過去の未解決の凶悪事件は59件に上り、内訳は殺人11件、強盗28件、放火17件、強制性交3件と説明した。

 養護老人ホームの入所者の胃ろう用カテーテル引き抜きを巡る事件では昨年12月、職員に無罪判決が言い渡された。松吉昭典生活安全部長は「証拠の評価に厳しい判断が下された。判決を真摯(しんし)に受け止め、今後の捜査の教訓としていきたい」と述べた。

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