落選を伝えるテレビを見上げる藤山勝済さん(中央)=21日午後9時44分、嬉野市嬉野町下宿

 「嬉野三ツ星改革」を訴えて再挑戦した藤山勝済(かつなり)さん(67)は惜しくも敗れた。嬉野町の事務所に集まった約80人の支持者を前に「私の責任、力のなさ。本当に申し訳ない」と頭を下げた。

 落選から4年、子ども服店を開き、商店街や町のイベントで汗を流して、知り合った人に嬉野への思いを伝えた。「”東京んもん”と言われた4年前とは違う。ここにいる皆さんのほとんどの名前が言える」。総決起大会では前回選挙との違いを語った。

 観光振興や給食費無償化を掲げた選挙戦。組織的な支援はなく、思いに共感する仲間が支持の輪を広げた。決起大会の前列に陣取ったのはグランドゴルフの友人たち。大会で「連合艦隊に火縄銃で立ち向かっている」という言葉も出る草の根選挙だったが、わずかに届かなかった。

 藤山さんは「気持ちと政策では負けていなかった」と述べ、今後については明言を避けながらも自身の年齢のことを挙げ、「難しいとも思う。逡巡(しゅんじゅん)している」と話した。

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