集まった支持者に感謝を伝える岸川美好さん(中央)=21日午後10時ごろ、嬉野市嬉野町下宿の事務所

 地域経済の疲弊を憂い、「観光日本一の嬉野」を旗印に挑んだが、支持を広げることはできなかった。午後9時半ごろ、嬉野町の事務所で岸川美好さん(69)は集まった支持者を前に「壁が厚かった。思いを全てぶつけ、一石を投じることはできた」と振り返った。

 「私が広告塔になる」。告示直前に出馬表明し、支援の基盤もない戦い。街頭で演説を繰り返し、声をからして訴えたが、2人の競り合いに食い込めなかった。

 視覚障害があり、選挙活動は妻・洋子さん(69)が支え、温泉街を二人三脚で歩いて回った。岸川さんは「障害があっても戦えることを見てもらえた。頂いた票は重い。今後も大好きな嬉野のため力を尽くしたい」と前を向いた。

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