大チャンのおでん

 北部バイパスから入り込んだ路地に赤ちょうちんが光る店がある。大淵明羅さん(80)が営む焼き鳥「大チャン」。一本一本手ぐしされた焼き鳥もさることながら、寒さが厳しい冬には、ほどよい味付けの温かいおでんが食欲をそそる。

 40年ほど前、脱サラして高木瀬と鍋島にラーメン屋を構えた大淵さん。その後に焼き鳥屋を始め、今では、開店当初からの常連客に加え、大学生や家族連れまで幅広い世代が店内ににぎわいをもたらしている。

 おでんは、大根や厚揚げ、こんにゃく、卵、牛スジ、丸天、ちくわの7種類で、1個100円。営業時間中の約4時間、弱火でじっくりと煮込んでいる。「煮詰めすぎると辛くなる。あまり煮詰めすぎないことがポイント」と妻の幸子さん(78)。味付けだけでなく、火加減にも常に気を配る。

 秘伝のたれがついたとり皮(90円)や手羽先(150円)など種類が豊富な焼き鳥のほか、甘辛く味付けされた「スジ煮込み」(130円)も人気商品。「赤字とか黒字とか関係なかもんね」と大淵さん。「わっかもんと触れ合うことが楽しくてやりがい」と、80歳になっても働き続ける原動力を明かす。アットホームな雰囲気で、ぜひ一度、温かいおでんを食してみては。

 

店名  焼き鳥 大チャン
住所  佐賀市鍋島町八戸溝234-2
営業時間  18時~22時半
定休日  日・月曜
電話  0952(31)2395

 

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