広大な水面にカモなどの野鳥が羽を休める=佐賀市金立町の巨勢川調整池

 空が広い。遮る物がない約55ヘクタールの敷地の真ん中に、水をたたえた調整池が広がる。池の周囲はススキやアシで覆われ、人間が近づくことはまれ。そんな環境のおかげで、一帯は70種以上の野鳥たちの楽園になっている。カモ類を中心に、多いときは数万羽が水面を埋め尽くす。ドローン(小型無人ヘリ)が上空を飛んでも、あわてる様子を見せないのは不思議だ。

 敷地をぐるりと囲む遊歩道に立てば気分爽快。1周歩いて約30分。ジョギングする人も多い。西側には池を掘削する途中に出土した縄文時代早期の「東名遺跡」展示室もある。あわただしい日常を少しだけ離れ、8000年前の人々の暮らしぶりを想像するのも楽しい。

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