第23回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、広島市の平和記念公園前を発着点に7区間48キロのコースで開かれる。昨年、入賞圏の8位に5秒及ばず11位だった佐賀県チームは戦力が充実。年始の箱根駅伝やニューイヤー駅伝で活躍した大学生、社会人を軸に6年ぶりの入賞を目指す。

■監督「昨年以上の走力」

 1区(7キロ)は昨年8月の全国高校選抜1万メートルで3位入賞した平(白石高)に任せる。全国選抜前のインターハイでも5000メートルで決勝に進むなど勝負強く、10位前後のたすきリレーを期待する。中学生区間の2区(3キロ)は、昨夏の九州大会3000メートルで頂点に立ち、同距離で8分48秒のベストを持つ園田(多久中央中)か、調子を上げている高山(城東中)を起用する。

 3区(8・5キロ)は4年連続で光延(早大)が担う。年頭の箱根駅伝は3区で区間4位と好走しており、順位アップに期待がかかる。4区(5キロ)は年末年始の合宿で調子が良かった牧瀬(白石高)を配置する。

 5区(8・5キロ)は、年末の全国高校駅伝1区で区間11位と快走した西久保(鳥栖工高)が力強い走りで上位進出を狙う。二つ目の中学生区間6区(3キロ)は、3000メートル8分58秒の諸田(多久中央中)が初出場する。

 7区(13キロ)は梶原(ひらまつ病院)にアンカーを託す。元日のニューイヤー駅伝1区で区間3位だった実力者で、後半の競り合いの強さが光る。

 3区までで8位以内、遅れてもその背中を追える位置に付くことができれば理想の展開。二つの中学生区間での順位キープも鍵となる。古川監督(鳥栖工高教)は「走力は昨年以上。あとは当日にピークをもってくることが大切」と力を込める。

■佐賀県チーム

  • 監督
  • 古川昌道(鳥栖工高教)  (17)
  • コーチ
  • 松瀬元太(白石高教)   (15)
  • 力久孝仁(塩田中教)   (3)
  • 選手
  • ◎梶原有高(ひらまつ病院) (6)28分13秒
  •  光延 誠(早大)     (7)29分3秒
  •  和田照也(専修大)    初28分56秒
  •  森 智哉(鳥栖工高3年) (2)14分15秒
  •  牧瀬圭斗(白石高3年)  初14分19秒
  •  西久保遼(鳥栖工高2年) (2)14分21秒
  •  平 駿介(白石高2年)  (2)14分23秒
  •  園田 勢(多久中央中3年)(2)8分48秒
  •  諸田雄生(多久中央中3年)初8分58秒
  •  高山匠也(城東中3年)  初9分5秒

※左から名前、所属、出場回数、ベストタイム(大学生・社会人は1万メートル。高校生は5000メートル、中学生は3000メートル)。◎は主将。

埼玉と群馬、優勝争い軸に

 総合力で埼玉、群馬が優勝争いの軸となる。

 3大会ぶりの頂点を目指す埼玉は1万メートルの持ちタイムが参加選手中トップの設楽悠太(ホンダ)、牟田祐樹(日立物流)と実力者がそろう。中高生が鍵を握りそうだ。

 群馬はリオデジャネイロ五輪3000メートル障害代表の塩尻和也(順大)、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で1区区間賞を獲得した西山和弥(東洋大)がけん引する。

 昨年覇者の長野は、全国高校駅伝で優勝した佐久長聖高の中谷雄飛に期待がかかる。矢野圭吾(日清食品グループ)関颯人(東海大)らの好走も連覇に欠かせない。日本選手権5000メートル王者の松枝博輝(富士通)を擁する千葉、経験豊富な鎧坂哲哉(旭化成)のいる広島、前回2位の福岡、同3位の愛知も有力だ。

 箱根駅伝で4連覇した青学大から下田裕太が静岡、田村和希は山口にエントリー。元日の全日本実業団対抗駅伝で1区区間賞に輝いた福島の遠藤日向(住友電工)にも注目したい。

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