消毒に使う消石灰をトラックに積み込む養鶏農家=多久市のJAさが多久グリーンセンター

 高病原性鳥インフルエンザが昨年11月以降、国内各地で確認されていることを受け、佐賀県は19日、県内の全養鶏農家に対し、消毒に使う消石灰を緊急配布した。鶏舎や農場の周辺に散布し、ウイルスの侵入を防ぐ。

 120戸150農場を対象に県内15カ所で実施し、20キロ入りの消石灰約8400袋を農場の規模に応じて配った。

 多久市のJAさが多久グリーンセンターで消石灰を受け取った同市の太田勉さん(62)は、ブロイラーを年間20万~23万羽出荷している。防鳥ネットの設置や鶏舎周りの消毒など対策は昨年から継続しているが、「どこから入ってくるか見えない。恐怖感は常にある」と吐露。「対策を徹底し、あとは広がらないことを祈るだけ」と話した。

 今シーズンは国内で野鳥からのウイルス検出が7例あり、12日には初めて香川県で家禽(かきん)からもウイルスが確認された。佐賀県内では2015年1月に西松浦郡有田町、昨年2月に杵島郡江北町の養鶏場で鳥インフルエンザが発生している。

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