貨物取扱量が増加している伊万里港の国際コンテナターミナル(佐賀県提供、画像は一部加工)

 佐賀県内で唯一国際コンテナターミナルを設置する伊万里港の昨年のコンテナ貨物取扱量が3万6700個(20フィートコンテナ換算)となり、過去最多だった前年の2016年より6・9%(2382個)増加したことが19日、佐賀県のまとめで分かった。韓国・釜山港を結ぶ定期貨物航路の増便効果が表れている。

 県港湾課によると、コンテナの1個目安は長さ6メートル、幅2・4メートル、高さ2・6メートル。昨年取り扱った貨物のうち輸入は7割以上の2万6950個で、前年比2・6%(680個)増。輸入は9750個で前年から21・1%(1702個)の大幅な上昇となった。

 伊万里港は韓国の華南・韓国、釜山と中国の大連・青島、上海の4航路と神戸港を結ぶ国際フィーダー航路の五つの定期航路が運航する。それぞれ週1便ずつだったが、釜山航路が16年10月と昨年7月にそれぞれ1便ずつ増えて現在週3便になっている。昨年の釜山航路の取扱量は全体の3分の1を占める1万1496個で、前年比32・8%(2839個)増だった。

 県や伊万里市、民間団体でつくる伊万里港振興会は、官民一体で既存航路の増便や新規就航の誘致活動を展開している。県港湾課は「増便で利便性が向上することでさらに利用が増える好循環が生まれ、活動が実っている。韓国や中国に近い地理的特性を生かして引き続き貨物の増加を目指したい」としている。

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