柿右衛門さん(後列左)と柿右衛門賞の受賞者=有田町の曲川小体育館

自由な発想の作品を見て回る保護者=有田町の曲川小体育館

 有田町の曲川小(山口芳民校長)で19日、校内焼き物展があった。子どもたちの自由な発想で個性が光る作品を十五代酒井田柿右衛門さん(49)が審査。各学年で最も良かった作品に柿右衛門賞を贈った。

 学年ごとに「ゆかいなかいじゅう」「使って楽しいやきもの」などのテーマで、6月から町内の伊万里・有田焼伝統工芸士や有田工高生の指導を受けて制作、校内で焼き上げた。全体をカラフルに塗り分けたり、細部まで丹念に仕上げた作品がそろい、訪れた保護者が見入っていた。

 「古代の器」のテーマで色鮮やかなつぼを作り、柿右衛門賞を受賞した池田健太郎さん(6年)は「多くの色を使いたかった。家の目立つところに飾りたい」と喜んだ。柿右衛門賞には冨永勇太さん(1年)▽望月稜平さん(2年)▽樋渡純実さん(3年)▽望月結衣さん(4年)▽百田友菜さん(5年)も選ばれた。

 審査した柿右衛門さんは「気持ちが伝わる低学年から、学年が上がるごとに工夫が出てくる。毎年面白い作品がそろい、元気になる」と話し、入賞作を一点ずつ講評した。

 校内焼き物展は、先代の十四代柿右衛門さんが1982年に、襲名を記念して母校の同校に焼き物窯と窯業室を寄付したことを記念して始まった。

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