佐賀牛などブランド肉を販売する店舗を視察する香港の視察団=佐賀市のミート工房夢きら・ら

 佐賀牛の輸出量が最も多い香港の輸入業者や飲食店関係者8人が17日、県内の食肉の加工施設や処理施設を視察した。食の安全の確保やブランドを維持する取り組みについて説明を受け、香港で幅広い層に佐賀牛の消費を促していく意向を示した。

 加工施設のJAさがミートセンター(佐賀市)では整形室などを見学し、衛生管理の徹底や食肉を処理した後の加工の流れなどについて説明を受けた。JAさがの担当者は、県産牛農家の後継者が多い現状を示して「今後も安定して出荷できる。世界一の牛肉と言われるようにブランドを育ててもらえれば」と呼び掛けた。

 センターに併設している直営店や処理施設の県畜産公社(多久市)なども視察した。輸入業者は「施設の衛生面が優れているのを実感した。香港では佐賀牛が広く知られており、食の安全システムも情報発信していきたい」と話した。

 視察は、県産品の販売促進を支援するさが県産品流通デザイン公社やJAさがなどでつくる県農林水産物等輸出促進協議会が毎年実施している。佐賀牛と県産和牛の2016度の香港向け輸出量は34・3トン。10年前に比べて3倍以上に増え、輸出量全体の3分の2を占めている。

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