金塊約206キロを小型船で佐賀県唐津市鎮西町の名護屋漁港に密輸したとして、9人が関税法違反(無許可輸入)などの罪に問われた事件で、木下憲一被告(66)=仙台市=の公判が18日、佐賀地裁(吉井広幸裁判官)で開かれた。被告人質問で「金密輸という話は一言も聞いておらず、認識は全くなかった」と述べ、改めて関与を否定した。

 木下被告は、日本側の主犯格とされる山崎竹助被告(66)=同罪などで公判中=から「『中国人に船を売るので状態を見てほしい』と頼まれた」と説明した。木下被告らを乗せた船が東シナ海で、金塊を積んだ中国側の船と接触したのは「相手に船を見せに行く話と思っていた」と強調した。

 木下被告は昨年11月の初公判で「密輸するとは知らず船に乗った」として無罪を主張している。

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