冬用タイヤやチェーンを早めに準備するよう勧めるモンテ太陽本庄の松﨑和樹店長=佐賀市

 今月11日から12日にかけて佐賀県内の平野部でも広い範囲で雪が積もり、カー用品店などではチェーンや冬用タイヤを購入するドライバーが相次いだ。軽自動車向けの一部チェーンが売り切れた店もあり、日本自動車連盟(JAF)佐賀支部には10日から14日までの5日間で90件の救援依頼があった。県内は24日にも降雪が見込まれており、販売店などは早めの対応を呼び掛けている。

 佐賀市のモンテ太陽本庄店では積雪の予報を聞きつけた客が10日に集中し、冬用タイヤへの交換は3時間以上の待ち時間が発生した。同市のオートバックス佐賀南バイパス店では目立った混乱はみられなかったものの、ゴム製で装着しやすい軽自動車向けのチェーンは在庫がなくなっているという。

 2年前には「数十年に1度」とされる記録的寒波で県内も大雪に見舞われたが、モンテ太陽本庄店の松崎和樹店長は「雪に慣れていない市街地のドライバーは特に対応が遅れがち。昨年が暖冬だったこともあり、警戒感が薄れてしまっているのでは」と印象を語る。

 同店では12日まで客足が絶えず、一部車種の冬用タイヤは十分に確保できない状況が続いているという。松崎店長は「スタッフにも限りがある。一時期に来店が集中すると、やはり対応は難しい」と事前の備えを促す。

 雪によるJAF佐賀支部への救援依頼は、チェーンや冬用タイヤ未装着車のスリップや脱輪が大半で、チェーン脱着の依頼も多かった。佐賀地方気象台によると、県内は22日夜から上空に寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まり、24日は平野部でも降雪が予想されている。

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