日帰りモニターを実施する英龍温泉=佐賀市富士町(佐賀市提供)

 38度ほどの「ぬる湯」で知られる古湯温泉(佐賀市富士町)の効能を解き明かそうと、古湯・熊の川温泉観光コンベンション連盟は2月から初のモニター調査を試みる。グローバル温泉医学研究所(松田忠徳所長、札幌市)が、参加者の健康チェックで古湯温泉がもたらす健康や美肌の効果を科学的に調べる。他の温泉地域との差別化を図って集客増につなげる。

 モニターは宿泊と日帰りの2種類で、2月19日から始める。4泊5日の宿泊は鶴霊泉で入浴する。11食付きでカロリーや脂肪分を抑えた食事を用意、参加者は1人1万円を負担する。日帰りモニターは3カ月間、週1回、英龍温泉に通う。入浴は無料。

 初日と最終日に参加者の採血をしたり、体温や血圧測定などをしたりして温泉がもたらす効果を検証する。調査結果は8月ごろに紹介する予定。

 参加は温泉に定期的に入浴していない人が対象で、20代~70代前半の健康な男女を各20人程度募っている。

 佐賀市観光振興課によると、宿泊客と日帰り客を合わせた古湯温泉・熊の川温泉の観光客数は、2016年は約29万8千人。過去5年間は増減を繰り返している。

 古湯・熊の川温泉観光コンベンション連盟(旅館など26事業所)の山口澄雄理事長は「人口が減っていく中で、温泉地を取り巻く現状は厳しくなっていくことが予想される。他の温泉施設との差別化を図って、古湯温泉をアピールしていきたい」と話す。

 モニターの応募締め切りは1月26日、応募多数の場合は選考する。富士町観光案内所にある応募用紙に必要事項を記入し、ファクスなどで申し込む。問い合わせは富士町観光案内所、電話0952(51)8126。

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