公募投資信託の純資産総額

 投資信託協会が17日発表した投信概況によると、一般の投資家が購入できる公募投信の2017年末の純資産総額は前年末比で14兆5505億円増の111兆1920億円となり、2年ぶりに過去最高を更新した。世界的な株高で運用成績が改善したのが後押しした。

 年末に100兆円を超えたのは初めて。17年を通じて日経平均株価は19%、米ダウ工業株30種平均は25%それぞれ上昇し、投信の規模が拡大した。日銀が金融緩和策の一環で過去最大規模となる約5兆9千億円の上場投資信託(ETF)を購入したことも寄与した。

 少額投資非課税制度(NISA)が普及し、個人投資家が投信を買う流れが続いた一方、値上がりを受けて利益を確定する売りもみられた。

 円相場はやや円高ドル安に振れて外貨建て資産には逆風となったが、株高が補って全体の運用はプラスだった。

 分配金を毎月得られる「毎月分配型」の投信は3年連続で減少した。元本を取り崩して分配することがあるため、長期的な資産形成に向かないとして金融庁が問題視したことが響いたもようだ。

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