インターネットの動画配信で農産物をPRして、売り上げにつなげている宮原龍磨さん=武雄市山内町のミヤハラ農園

 テレビショッピングのように、インターネットで商品を宣伝する動画をリアルタイムで配信する「ライブコマース」。ネット通販で農産物を販売する武雄市山内町のミヤハラ農園(宮原龍磨代表)は昨年から配信を始め、健康志向の若い女性を中心に売り上げを伸ばしている。

 ミヤハラ農園は2016年1月、脱サラして有機農業を学んだ宮原さん(29)が立ち上げた。現在は主力商品「スプラウトにんにく鉄子」を栽培。県内農家の委託を受け、農産物も販売している。

 宮原さんは情報サイトの運営会社で働いていた経歴を持ち、フリーマーケットアプリ「メルカリ」や楽天などのネット通販で販路を広げてきた。メルカリのフォロワーは全国でも上位に入る4千人を超え、今ではネット販売の売り上げが全体の7割を占める。

 ライブコマースは、モデルや人気ブロガーを起用して洋服や化粧品を紹介するなど、新たな販促手法として注目されている。ミヤハラ農園では昨年9月に配信をスタート。週3、4日、スマートフォンで撮影しながら商品の特徴や調理法などを紹介している。

 配信時間は午後7時ごろから2~4時間程度。毎回500人以上が視聴し、1回の配信で平均数十万円を売り上げるという。

 顧客は30~40代の女性が中心で、大半がリピーターだ。宮原さんは「安全安心の食材へのニーズは高く、県産食材を売り込むチャンス。もっと多くの農産物を紹介したい」と話す。

 

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