伊万里市の宗教法人「至誠光魂(こんごう)寺」が物品販売を装って現金を貸し付け、法定金利を超える利息を受け取っていたとされる事件で、佐賀と兵庫、新潟の3県警でつくる合同捜査本部は17日、出資法違反(高金利)の疑いで、福岡県久留米市合川町、金融業岡本公芝容疑者(50)を新たに逮捕した。岡本容疑者が社長を務める会社が宗教法人に貸し付ける形で資金源の役割を果たしたとみて調べている。

 逮捕容疑は2015年8月6日ごろから16年3月8日ごろまでの間、宗教法人に対し、額面計54万円の小切手から天引きする形で計52万9470円を貸し付け、法定金利の2倍近い高金利で利息計1万530円を受け取った疑い。「法律違反と分かっていた」と容疑を認めている。

 佐賀県警生活環境課によると、宗教法人が資金繰りに困っている中小企業の経営者らに貸し付ける際、連絡を受けた岡本容疑者が法人に送金し、経営者らが振り出した小切手や手形を法人経由で受け取る手口だった。岡本容疑者は11年7月~17年1月中旬までに、法人に高金利で計2253回、計約13億円を貸し付け、約9400万円の利息を得たという。

 事件を巡っては、宗教法人の代表役員立石扇山被告(77)=伊万里市=ら5人が出資法違反(超高金利)罪で起訴され、仲介役とみられる東京都の会社役員ら2人が貸金業法違反(無登録営業)などの容疑で逮捕されている。

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