絵本の挿絵のような平野さんの日本画。会場には油絵や版画も並ぶ=唐津市の近代図書館美術ホール

 唐津市出身の作家4人による展示会「Matsu-nami展」が17日、同市の近代図書館美術ホールで開かれている。日本画、油彩、版画など多様な作品50点が並ぶ。21日まで、無料。

 平野ゆうみさんが日本画、進藤智子さんが版画、藤井一成さんと先村健さんが油絵を出品した。唐津市内の美術教室に参加している縁で、初めて作品展を開いた。

 平野さんの作品には、女の子や魚が登場する。「最近のお気に入り」と話す作品「電車の行く街1」は、自作した円形の和紙に、JR唐津線の黄色い列車が走る町並みを描いた。古い家屋の窓際で、女の子が白い紙に向かっている。「何を書いているかはそれぞれ想像してほしい。子どもも楽しめる作品を目指した」と話す。

 進藤さんは、花をモチーフにした版画を展示。「愛に溺れて」は、ワイングラスに真っ赤なバラの花が咲いた絵で、「自分らしい色使いが出せた」と話す。

 同館は2016年から、地域芸術の振興を目的にホールを貸し出している。先村さんは「市内にはなかなか発表の場がないので、美術ホールが使えるようになったのはありがたい。唐津の街に、美術で波を起こせれば」と話した。

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