入札会でノリの品質をチェックする流通業者=佐賀市の佐賀海苔共販センター

 佐賀県沖の有明海で養殖された冷凍網ノリの初入札会が16日、佐賀市の佐賀海苔共販センターで開かれた。昨年末のノリの張り込み以降、海水温の低い状態が続いて生育が遅れ、出品枚数は例年の初入札の6割程度にとどまった。一方で品質は良く、平均単価は21円86銭と高値を付けた。

 出品枚数は9241万7千枚で、売り上げは20億2051万円。販売枚数は秋芽と合わせた4回の累計で約5億7700万枚、販売金額は約94億6千万円になった。最高級品の「佐賀海苔 有明海一番」は62万3千枚出品され、平均単価は100円17銭だった。

 県有明海漁協によると、摘み取り時期の降雨で西南部地区の栄養塩不足は回復傾向にあり、海況は比較的安定しているという。松尾修参事は「全体的に質は良く、柔らかくておいしいノリができている。天気も良くなってきており、枚数は挽回できるのではないか」と見通しを語った。

 冷凍網ノリの入札会は4月まで計7回行われ、次回は31日を予定。15季連続日本一に向け、県有明海漁協は販売枚数19億枚、販売金額228億円を目標にしている。

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