歴史的な史料などを調査する市史執筆委員のメンバーたち=神埼市神埼町の櫛田宮

 神埼市が市史の編さんを進めている。地域の歴史文化遺産を次世代に継承して地域を活性化させることを目的として始まった事業。市史編さん委員会(高島忠平委員長)と同執筆委員会(宮島敬一委員長)を立ち上げ、2019年度末までの完成を目指している。

 これまで1972年に「神埼町史」、74年に「千代田町誌」、94年に「脊振村史」が発刊されていた。2006年3月の市町村合併以降、一度も市史が作成されていなかったことを受けて、16年度から編集作業を始めた。多くの古文書や歴史的な史料が残る櫛田宮(神埼町)などを巡って調査を進めている。

 佐賀大名誉教授の宮島執筆委員長は「残っている史料をきちんと調査していく。学術的に信頼性の高いものを作り上げていきたい」と話し、「ここのまち(の歴史書という意味づけ)だけではなく、日本史の中に“神埼”を位置づけられるようにしていきたい」と力を込める。

 市史はB5版で3巻。1冊800~1000ページ程度で千冊の発行を予定している。内容構成は第1巻が自然・地理や民俗、寺社・石造物、第2巻は古代から近世、第3巻では近、現代を取り上げる。

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