子どもたちに行政嘱託員の仕組みや相談を通じて改善した例を紹介する中島憲郎さん=嬉野市の久間小(提供)

 行政相談の仕組みや意義について学ぶ出前授業が10日、嬉野市の久間小であった。同市で行政相談員を務める中島憲郎さん(63)が6年生28人に、地域で実際に行政相談を通して改善された道路設備などを紹介した。

 中島さんは行政相談について「地域住民が、困りごとの相談先を判断できない時や、役所の説明を聞いたがよく分からない時、行政に改善してもらいたいことがある時などに解決するもの」と紹介。国からボランティアで請け負った行政相談員が市内には2人おり、相談は無料で秘密を守ることなども伝えた。

 子どもたちになじみのある地域などで実際に相談して改善に至った事例を紹介。さびたガードレールが新しくされたり、歩道の雑草が刈り取られて歩きやすくなったり、信号の押しボタンの向きなどが押しやすくなったりした例を、写真も交えて説明した。

 子どもたちには、まちの危険箇所などのアンケートも配られた。必要に応じて関係機関に改善などを申し入れる予定という。中島さんは「行政嘱託員の仕組みについて知らない人が多い。子どもたちからも声を聞きたいし、子どもを通じて親世代にも周知できれば」と話していた。

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