離山式を前にクヌギの苗250本を植林する伊万里農林高森林工学科の3年生=伊万里市の腰岳

 伊万里農林高校森林工学科の3年生36人が15日、伊万里市の腰岳にある演習林で離山式を行った。生徒たちは思い出深い「学び舎」に別れを告げ、感謝を込めてクヌギの苗250本を植林した。

 同校で70年以上続く伝統行事。生徒は3年間で計16日山に入り、枝打ちや間伐などを実習してきた。

 式では青木久生校長(57)が「山で培った精神力や忍耐力は人生の貴重な財産になる。壁にぶつかったとき、ここでの経験を生かして乗り越えてほしい」と激励。生徒を代表して山口拓海さん(18)=同市東山代町=が「私たちの『心・技・体』を成長させてくれた山に感謝し、それぞれの進む道で活躍していきたい」と誓った。

 同科唯一の女性で、将来は森林保護の仕事に就きたいという平川惠理さん(18)=有田町=は「暑かったり寒かったり、危ない思いもしたりしながら、大切なことをたくさん学ばせてもらった」と振り返っていた。

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