新聞記事を参考に幕末佐賀藩の取り組みを説明する瀬戸健太郎記者=小城市の牛津中学校

 維新前夜の佐賀藩の先進的な取り組みを取材・執筆した本紙記者による出前授業が15日、小城市の牛津中学校(井手瑞樹校長)であった。鳥栖支社の瀬戸健太郎記者が、藩主・鍋島直正の主要政策の一つ、反射炉による大砲製造について詳細に説明し、2年生約30人の生徒が熱心にノートに書き取った。

 出前授業は県内の中学校に新聞を届ける「さが維新塾」の一環として開催。牛津中2年生は幕末・維新期になぜ佐賀藩が活躍できたのかを生徒たちのフィールドワークと一緒に社会科で数回にわたり授業を進めていた。

 瀬戸記者は自分が書いた記事を資料に、反射炉による大砲製造に至った当時の歴史的背景などについて話した。「外国船を打ち払うため砲弾を遠くまで飛ばすには青銅製の大砲では限界があり、鉄製が必要になった。鉄を精錬するために反射炉が必要になった」と解説すると、生徒たちは関心を示していた。

 記者への質問では多くの生徒が挙手し「反射炉を造るためいくらかかったの」「原料となる鉄鉱石はどこから調達したの」など、鋭い質問を飛ばした。

 授業を受けた笹山宗悟さん(13)は「佐賀の技術が貢献していたことが確認でき、よかった」といい、森七星さん(14)は「自分たちが思っている疑問を記者が丁寧に答えてくれて非常に勉強になった」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加