映画「花筐」について語り合うシエサポ会のメンバー=佐賀市のシアター・シエマ=佐賀市のシアター・シエマ

 唐津を舞台に戦時下の青春群像を描いた映画「花筐(はながたみ)/HANAGATAMI」について語るイベントが14日、佐賀市松原のシアター・シエマで開かれた。愛好家約20人が大林宣彦監督の映像表現、映画に込められたメッセージなど感想を語り合った。

 シエマを支援する「シエサポ会」が主催。代表を務める大歯雄司さんは「若者特有の不安感、男女の心の動きがしっかり描かれている。自分の学生時代を思い出した」と満足げな表情。「映像合成をたくみに使いパワーを感じさせる作品」と評価の声がある一方で、「反戦映画なのに戦争の描き方が物足りない」「伝えたいメッセージを理解できなかった」と厳しい意見もあった。

 ボランティアで撮影に参加した唐津市の岩部美紗子さん(26)は「唐津くんちの宵山のシーンが自然に盛り込まれている。優れた作品に仕上がっており、偉大な監督の仕事に携われて良かった」と感慨深げだった。

 花筐は、2017年公開の映画を対象とした「第91回キネマ旬報ベストテン」の2位に選ばれており、監督賞も受賞している。県内でも上映中。

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