「花筐/HANAGATAMI」の一場面((C)唐津映画製作委員会/PSC 2017)

 2017年 キネマ旬報ベストテン

 2017年公開の映画を対象とした第91回キネマ旬報ベストテンが11日発表され、日本映画の2位に唐津で撮影された大林宣彦監督の「花筐(はながたみ)/HANAGATAMI」が選ばれた。大林監督は監督賞にも選出された。1位は石井裕也監督の「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」だった。

 映画雑誌「キネマ旬報」のベストテンで、映画を数多く見た映画評論家や日本映画記者クラブ員らで選出し、最も中立的で信頼性がある映画賞との定評がある。日米開戦前夜の若者の群像劇を描いた「花筐」は、監督の思いが「青春が戦争の消耗品だなんて、まっぴらだ」のせりふに詰まっている。全国上映は昨年12月16日に始まり、これから本格的に広がる。

 唐津市の峰達郎市長は「市民にとって吉報。唐津のふるさと映画が全国で見てもらえるきっかけになれば」と語り、唐津映画製作推進委員会の辻幸徳会長は「エキストラやボランティアで携わった多くの市民と喜びを分かち合える。唐津が表現され、財産として残るフィルムにこんな価値があったと胸を張れる」と受賞を喜んだ。

 外国映画の1位にはケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」が選ばれた。表彰式は2月12日、東京・文京シビックホールで開かれる。

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