山田全自動さんが描く画面が襖に映し出される

イラストレーターの山田全自動さん

ライブペイントに訪れた大勢の来場者=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

ライブペイントに集中する女の子

 イラストレーターの山田全自動さん(34)=鹿島市出身、福岡県在住=によるライブペインティングが8日、佐賀市の佐賀城本丸歴史館であった。タブレット端末と専用のペンを使って描く様子がモニターで映し出され、来場者は山田さんが駆使するデジタル技術や浮世絵のように見える描き方などに興味津々だった。

 

 1日から開かれている「維新150年! 佐賀城本丸のお正月」のメインイベントの一つとして行われた。午前と午後で県内外から計約200人が訪れた。このうち午前中は、和服を着た男性が爪を切るイラストに「どうでもいい事をしている間に年が明けてた時の残念さ」という言葉を添えた作品を披露。「北斎漫画」を参考にしており、「描く線は入り(書き始め)が太く、抜き(書き終わり)を細くすると和っぽくなる」とタブレット端末で浮世絵の風合いを表現するこつも話した。

 息子と2人で訪れた永渕裕子さん(41)=佐賀市=は「昔の浮世絵のような作品だけど使っている道具は現代のもので、そのギャップに驚いた」。歴史好きという山田さんは、「殿様がいた時代は入ることすらできない場所で絵を描けてうれしい」と笑顔を見せた。

 約5年前から本業のウェブデザインの傍ら、練習でイラストを描きツイッターなどに投稿。2016年12月、妻の勧めでインスタグラムに投稿しフォロワー(閲覧)数は18万人を超えた。昨年10月には嬉野市の肥前夢街道に「山田全自動館」をオープンさせた。

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