駄菓子(左)や漫画本、おもちゃなどがある部屋で子どもたちが自由に過ごしていく「くむくむ」。小林さん(右)は「ふらっと友達の家に遊びにいく感じで」と待っている=武雄市武雄町

 子どものための居場所づくりを進めている武雄市の「よりみちステーション」(小林由枝代表)が運営する「くむくむ」が移転し、開設日や時間を拡充した。小中高校生が自由に過ごしていく場所で、小林さんは「ふらっと友達の家に遊びにいく感じて訪ねて」と待っている。

 JR武雄温泉駅近くにあったが、2階で広すぎたことなどで移転先を探していた。新しい場所は武雄市役所から川を挟んで南側にある民家(明光義塾武雄教室の正面)。木造平屋建てで、2部屋のほか台所や風呂がある。

 これまでは月曜と木曜の午後3時半から2時間半ほど開けていたが、移転後は水曜日を除く平日の午前11時から午後6時までオープンすることにした。

 「くむくむ」は2015年7月、「子どもが自分らしく過ごせる場所を」と設けた。制約や決まりは一切なく、過ごし方は自由。小学生を中心に中高生らも立ち寄り、しゃべったりゲームや遊具で遊んだり、勉強する子もいれば漫画や本を読む子もいる。“常連さん”は10人ほどで、たまに遊びに来る子もいる。

 大人は見守り、求められれば遊びに加わったり、しゃべったりする。小林さんは「入ってくる時の声や様子が普段と違うこともあるけど詮索はしない。お互いが尊重し合い、認め合うことがルールかな」と言う。

 つらい時や悲しい時に「あそこなら」と訪ねる気持ちになり、子どもたちがエネルギーを補給できる場所を目指している。普段から見守る形で関係を育てている。

 運営の趣旨を理解し、協力してくれる大人の参加も歓迎する。運営費を支援する賛助会員制度もある。

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