障害者の気持ちを学ぶワークショップで、坂道を前にした車いすの人の気持ちを考えて書き込む子どもたち=武雄市図書館

 絵本を通して障害がある人の気持ちを学ぶワークショップが4日、武雄市図書館であった。9人の子どもたちが「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛ける大切さを感じ取った。

 ユニバーサルマナー協会所属で視覚障害のある原口淳さんが、車いすのクマ「ユニー」が友達の誕生会に出掛ける様子を描いた絵本を使って話した。

 ユニーはバスに乗る時、プレゼントを買いに花屋に入る時、花を持って坂道を登る時などいろんな場面で困ってしまう。原口さんは「ユニーは今どんな気持ち」と尋ね、子どもたちの思いを引き出した。絵本では「メイ・アイ・ヘルプユー(何かお手伝いしましょうか?)」と声を掛けて助けてくれる人が出てきて、荷物を持ったり、車いすを押したり手助けした。

 原口さんは「これは絵本の中だけの話じゃない。みんなの周りにも困っている人はいる。声を掛けてあげて」と呼び掛けた。親子で参加していた東川登小2年の原口俊太郎君は「声を掛けることができる人になりたい」と感想を話していた。

 ユニバーサルマナーは、障害者や高齢者、外国人などの人のことを考え、行動すること。武雄市が職員に広げる活動を始めている。ワークショップは“子ども版”として、小学1~2年生を対象に開いた。

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