高校野球タイブレーク 県内冷静受け止め

 「投手の障害予防の手だてになる」「強豪校に対抗できる」-。日本高校野球連盟が夏の全国選手権大会の地方大会で、全国一律にタイブレーク導入を決めた10日、佐賀県内の高校野球関係者からは制度を冷静に受け止める声が聞かれた。

 少子化の中、強豪の私立校と公立校で部員数に大きな違いがあり、選手が多い学校ほど連戦に有利なことは以前から指摘されてきた。2011年に唐津商を夏の甲子園に導いた伊万里の吉原彰宏監督(42)は「選手層がそれほど厚くない学校にとって仕切り直し(再試合)は厳しい。その試合で決着をつけるほうが勝てる可能性も広がる」と好意的に受け止める。

 延長十三回、走者を2人置いての攻撃となるだけに、守る側のプレッシャーが大きくなるとの指摘も。佐賀商の森田剛史監督(46)は「野球の進化と考えたい。投手を含めた守りが勝負のポイントになる」と語り、すでに実践的な練習も始めているという。

 タイブレーク導入は4年前から本格的に検討が始まり、佐賀県高野連は2015年に春の県大会で初めて導入し、NHK杯でも適用してきた。県高野連の担当者は「すでに導入の実績があり、混乱は起きないだろう」と話す。

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